私が持っている服の中でいちばん重宝しているのは、このパタゴニアの長袖Tシャツです。本当にしょっちゅう着ています。購入したのは、たしか2007年。登山中の転倒で袖口に引っかき傷ができましたが、そこから穴が広がることもなく、未だに現役の4番バッターです。
キャプリーンは、パタゴニアのベースレイヤーです。厚さにより呼び名が異なっていて、私が買った当時は、薄い順に、シルクウェイト、ライトウェイト、ミッドウェイト、エクスペディションウェイト、だったと思います。あと、ストレッチ素材もありました。
その後何回か名前が変わり、今は、デイリー、ライトウェイト、ミッドウェイト、サーマルウェイト。ただし、今のデイリーと昔のシルクウェイトは似てますが、それ以外はだいぶ昔とは違います。
この長袖Tシャツはシルクウェイトです。予備として全く同じ物をもう一つと、半袖黒一つ、半袖白三つを同時期に買って、未だに着ています。
素材感が似てて今一番人気なのは、ユニクロのエアリズムでしょう。エアリズムに比べると、厚手です。吸汗性、速乾性が良いことに加えて、この厚みのおかげで、エアリズムより防風性も感じます。
富士山のふもとから頂上まで、上はこれ一枚で済ませたこともありました。
真夏はラッシュガード代わりにこれを着て海や川に入ることもできます。
そういうアウトドアブランドらしい使い方以上に便利なのが、普段使いです。
下にエアリズムの半袖Tシャツをタイトめに着て、この長袖Tシャツを重ね着。ダブルの吸汗・速乾効果のおかげで、都心の激しい温度変化の中でも快適に過ごせるのです。(←外が寒くても満員電車の中は蒸し暑かったりして、気温の急激な上下っぷりでいうと、都心ってちょっとした山くらい厳しい環境だと思いませんか?)
実際のところ、そういうスエットやセーターみたいな使い方をしてる限りは、そんなに汚れません。
シルキーな素材感のおかげでちょっと気取った店に着ていくようなコーディネートもできるので、旅行の服は、肌着としてのエアリズムを日数分と、これ一枚。あとは気温に応じた上着だけ。おかげで荷物をかなり圧縮できています。