このアウトドアリサーチのフォーレイジャケットの特徴は、体側のジッパーの構造にあります。
一般的なレインウェアは、両脇の下のジッパーを開けて換気を行いますよね。フォーレイジャケットのジッパーは、脇から裾まで続いてるんです。
ダブルジッパーになっていて、上のジッパーを裾に向かって下ろせば、一般的なレインウェアのような換気ができます。
下のジッパー（これが裾の位置にあるのがフォーレイジャケットの特徴）を上に上げると、この写真のようになるのです。
写真では限界まで開けていますが、途中で止めることもできます。止水ジッパーなので、ジッパーがずり落ちるようなことはありません。
両側とも解放すると、あっという間に中にこもっていた熱気が抜けます。換気っていうレベルじゃないです。
いくらGORE-TEXやeVentが透湿性に優れていようとも、限度はあります（フォーレイジャケットはGORE-TEX）。この解放には勝てません。
風が強いと裾がビラビラして邪魔です。そんな時は上のジッパーを下に下ろします。裾近くまで下ろすことができるので、脇の下が少し開くだけの一般的なジャケットに比べれば、換気能力は圧倒的です。
他のメーカーが追随しないところを見ると、アウトドアリサーチが特許を取っているのか、あるいは、私の気づいていない欠点があるのかもしれません。
少なくとも私は気に入っています。このいかにもアウトドアウェアっぽいクラッシックな赤色もツボです。フロントが止水ジッパーではない昔ながらのジッパー＋フラップになっているところも好み。
私が買ったのはたしか2012年です。今はこの色は無いし、質感も違うし、フロントジッパーも止水ジッパーになっています。
ただ、この独特な構造は健在です。
