YouTubeのゴルフレッスン系チャンネルって、随分増えましたね。私の最近のお気に入りの一つが、キャンバスゴルフです。
主宰者のアッキー永井氏の、他のレッスン動画では取り上げられない切り口と理路整然した説明に唸らされること数知れず。
そんなアッキー永井氏が開催した半日レッスンイベントに参加して、長年の悩みだったチキンウイングが治った話しをご紹介します。
(なお、この記事はいわゆるタイアップや広告宣伝の類ではありません。文中の意見・感想はあくまで私個人によるものであり、キャンバスゴルフは関与していません。)
キャンバスゴルフって?
キャンバスゴルフって会社名でもあるらしいのですが、一般にはYouTubeのチャンネル名として認知されていると思います。主宰者のアッキー永井氏が解説しています。
「○○理論」とか「××打法」みたいな煽り方をすることも、奇抜な説明で話題を作ろうとすることもありません。スイング理論のトレンドや他のゴルフレッスンで当たり前とされていることに安易に流されず、自分の頭で考えたことを自分の言葉で説明していると感じています。
キャンバスゴルフのオリジナルの動画でもその一端を伺うことはできますが、最近アップされた別チャンネルとのコラボ企画で、その知性とオリジナリティがより濃く出ていると思いました。
ゴルフ上達の最も大切な3つのポイントをキャンバスゴルフ アッキー永井に聞いてみた!【前編】
ゴルフ上達の最も大切な3つのポイントをキャンバスゴルフ アッキー永井に聞いてみた!【後編】
(リンク先でYouTubeが開きます)
キャンバスゴルフの6時間徹底スイングレッスン会って?
約6時間に及ぶ長時間で少人数型のレッスン会を実施いたします!
スコアアップしたい方、スイングの癖を直したい方、はたまた基本から作り直したい方にピッタリのイベントです。
ゴルフスイングにおける原理原則、体や道具の扱いなどについてしっかり理解を深めたうえで「使えるスイング」を身につけていただきます。
対象者
・我流でスイングを覚えていて限界を感じている方
・あれこれやり過ぎて自然にスイングできなくなってしまった方
・OBやペナルティで打数を稼いでしまう方
・長期的に成長し続けたいという方
・スイングの悩みから解放されてゴルフを純粋に楽しみたい方
私はまさにこの「あれこれやり過ぎて自然にスイングできなくなってしまった方」に当てはまるという自覚が以前からあり、藁にもすがる思いで申し込んでみたのでした。
レッスンの流れ
テキストを基にしたレクチャー
私が参加した回は、千葉県のゴルフ練習場で行われました。9時半に集合、15時半までの予定。
4名の参加者の自己紹介もそこそこに、オリジナルテキストを用いたレクチャーが始まります。このオリジナルテキストが良かった!
差し障りないように見出しだけをご紹介すると、構成は以下のとおりです。
- 本日のゴール
1 スイングの基本動作を知ること
2 良質なスイングを身につけること - ゴルフスイングの本質
- ゴルフスイングの基本動作
- スイングの構築方法
- エラー別ケーススタディ
- 鉄板ウォーミングアップメニュー
事前の告知を見た感じ午前中いっぱい座学なのかなと思ってたのですが、実際はテキストの解説は重要ポイントに絞り(30分くらいだったかな?)、すぐに練習場に向かいました。
テキストの残りは帰ってから自習しました。
10個の練習メニュー
各自で準備運動をして打席で何十球か打った後、テキストに書いてある10個の練習メニューをこなしていきます。
このうち、ハーフスイング、野球打ち、お祈りグリップ打ちの3つはYouTubeで紹介されています。(動画の内容とレッスンの練習メニューで同じなのはこの3つだけです)
スイングを整えるために本当にやっている練習メニュー
(リンク先でYouTubeが開きます)
こんなメニューを黙々とこなしていると、いつの間にか後ろでアッキー永井氏がジッと見つめています。
時にアドバイスをしますが、あれこれ細かく口出しはしません。私はこれを、各自のスイングを最大限尊重する姿勢と感じました。別の記事に書いたとおり、この方針は私にはありがたかったです。
全ての練習メニューを終えると、各自の動作の傾向が浮かび上がってきました。私の場合は、捻転不足と手打ち。これは、今まで他で受けたレッスンでも必ず指摘されてきたことです。相変わらず治っていないということですね・・・。
後は、アームローテーションができていないということ。アームローテーションができていないと上手く打てないメニューがあり、それがボロボロだったのです。今まで私がやっていたことはアームローテーションではなく、手首をしゃくる動きだったことがわかり、ここは丁寧に教えてもらいました。
スイング構築のための動作はたった4つ
次はスイングの構築です。たぶんここがレッスンの肝で営業機密でしょうし、素人の私が説明を間違えると怖いので詳細は伏せますが、意識的にすべき動作を4つに限定して、それをひたすら繰り返しました。
チキンウイングが一瞬で治った!
その後自由練習に移行です。
ここまでで、次の二つの問題点がチキンウイングを招くことを指摘されていました。
- 打つ時に腰の回転が止まっている
- 手首が球をすくうようにほどけていてアームローテーションが起こっていない
実際のところ、チキンウイングは私の長年の悩みでした。他で3人のコーチからレッスンを受けても治らなかったのです。そして今回、私から事前にチキンウイングが悩みであったことを伝えていたわけではありません。手首と腰の動きを見て、見抜かれたのです。
上の二つの問題点に気をつけて振るようにしたところ、なんとチキンウイングがまったく出なくなり、久しぶりに5番アイアンが気持ち良く真芯に当たるようになりました。忘れかけてたクリーンヒットの感触でした(泣)。
この記事を書くにあたりネットで調べてみたら、実は上の二つの問題点ってチキンウイングの典型的な原因のようですね。私も、前にどこかで見たことがあった可能性はあります(動画や本はよく見ますので)。その時点では頭でわかった気にだけなって、そのまま忘れてしまったのかもしれません。
こうやって実際に球を打てる環境で、説明が上手なコーチから手取り足取り教えてもらうことの効果を改めて感じたのでした。
近くにあったら絶対通う!ジャパンゴルフスクール
今回は一般的な打ちっ放しの人工芝の練習場で、天然芝ではありません。もちろん天然芝のほうが望ましいですが、会場のジャパンゴルフスクール(千葉)の設備がすごく良かった!
自動で球が補給される機械がレフティーの打席にも設置されているというだけでもありがたいのに(私右投げ左打ちなんです)、さらに、全打席にトップトレーサーレンジという、打席から放たれたボールの軌跡をリアルタイムに追跡して、各打席のモニターに表示するシステムが完備されているのです。レッスンでは使用しませんでしたが、途中から勝手に操作して楽しんでしまいました。
この日私は730球、お隣の方は800球以上打っていました。充実感ハンパなかった(笑)。
感想
スイングのレッスンなので、「グリップはどうで、スタンスはどうで、重心位置はどうで、テークバックはこっちに引いて、その時ヘッドがこうなっていなければならなくて、・・・(以下略)」、みたいなのを想像していましたが、全然違いました。
各参加者の今のスイングは尊重した上で、絶対に直した方が良いところだけ直す、みたいな方針なんだと思います。(私の勝手な想像ですが)
- YouTubeの印象どおり、ロジカルで私にはとてもわかりやすい説明だった
- 4つの動作の徹底的な反復は、持ち帰って普段の練習でも実行可能
- とにかく結果が出た(チキンウイングが治ってクリーンヒットを連発した)
ということで、すっかり感心した私は3週間後に開催されるパッティング集中レッスンも申し込んでしまったのです。そちらはまたあらためて記事にします。